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このサイトでは、メルセデスベンツというブランドがなぜここまで世界で選ばれ、愛されているのか、そしてどう選ぶべきかを解説していきます。
メルセデスベンツとは?
1886年にカール・ベンツというドイツの技術者によって創設された世界最古の自動車メーカーの1つで、1886年に世界初の自動車として初の特許を取得しました。
ただ、当時は交通の主役といえば馬の時代です。当然動物なのでエンジン音や排気音で馬は怖がってしまい、初期は大発明どころか邪魔者として扱われていました。
妻のベルタ・ベンツは、夫であるカールの発明を世間に認めてほしいと考えました。そして、1888年8月5日歴史が動き出します。カールが寝ている間にベルタは2人の息子と車に乗り、マンハイムの町を後にします。当然ですが交通の主役は馬の時代です。道は現在のアスファルトのように舗装されていませんし、空気タイヤもまだ自転車用が発明されたばかりでした。
ガソリンスタンドはありませんでしたが、技術者の妻であるベルタは薬局でシミ抜き用のベンジン(原油から分留精製した揮発性の高い可燃性の液体)を燃料としながら旅を続けました。そして陽の暮れる頃、106km離れたプフォルツハイムという町に到着します。
車の回りには人々が集まり、ベルタたちに賞賛の声を送られました。
この時の速度は、当時の馬車なら10頭以上の馬を乗り換える必要があり、距離を日本で表すと東京都の中央区日本橋から、栃木県の宇都宮市まで走るのとほぼ同じ距離です。
このドライブによりカール・ベンツの発明は広く知られるようになり、妻であるベルタは世界初の女性ドライバーとして自動車長距離旅行の歴史に名を残すことになりました。
どんな人が乗るのか、なぜ選ばれ続けるのか
メルセデスベンツは、品質、信頼性、安全性、快適性を重視する人々に選ばれます。
特に経営者や高所得者層に人気であり、その理由は高度な安全技術や豪華な装備、ブランド価値によるステータスの象徴にあります。
そして、メルセデスベンツには世界最高水準の安全性があリます。衝突被害軽減ブレーキシステムをはじめとした安全装備や車線逸脱防止機能などの運転支援機能も豊富に搭載されており、仮に交通事故が起きた際は頑丈なボディとエアバッグが車内の人間を守ります。
メルセデスベンツの各クラスについて
ベンツには大きく分けると、A・B・C・E・G・Sクラスの6種類があります。
このアルファベッドが進むにつれて値段と車の大きさが上がっていきます。
従ってG・Sクラスが最上位モデルとなります。
【A180】、【S400d】などほとんどの場合アルファベットに英数字が続きます。
「〇クラス」+「排気量」になっています。
しかし、実際にカタログに記載されている排気量とは数字が変わります。これには理由があり、それはクラスに続く数字が自然吸気エンジンの排気量であり、ターボエンジンの排気量では無いことに関係しています。
つまり【A180】は「Aクラス」の「自然吸気エンジンでいうところの、1,800ccクラスのターボエンジン」ということになります。
それでは【S400h】のhとはなんでしょう?
この小文字のアルファベットは5種類あり、大まかに言えば、この車が何を動力源にするかを示しています。
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h→ハイブリッド
d→ディーゼル
c→圧縮天然ガス
e→電気
f→燃料電池(水素)
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ということは【S400h】は「Sクラス」の「自然吸気エンジンでいうところの4,000cc相当のターボエンジン」が搭載されている「ハイブリッド車」ということになります。
ここからは6種類あるクラスのメリット・デメリットを一行で説明していきます。
Aクラス→1番コンパクトでリーズナブルだが、車内が狭く、ロードノイズが気になる場合があります。
Bクラス→Aクラスよりも運転席にゆとりがありますが、サイズはほぼAクラスと変わりません。
Cクラス→ちょうどいいサイズで日本で最も売れていますが、上位クラスに比べるとパワー不足を感じることも。
Eクラス→車格、内装、装備が網羅されていますが、Sクラスに比べてエンジンの種類が少ないです。
Gクラス→オフロード仕様なので悪路走行はできますが、燃費のことを考える人は乗らない方がいいでしょう。
Sクラス→世界中で評価される高級セダンで、快適性などは最高ですが、機械式駐車場などに入りにくいです。
おすすめのクラス
誰にでもおすすめできるクラスといえば、Cクラスと言えるでしょう。
理由は以下の3つです。
・日本で一番売れている
・大きさや装備がちょうどいい
・車種が多いのでパーツや社外品が多く出回っている
しかし、アウトドアが趣味の方や、子供の送り迎えや買い物だけに使いたい方もいますし、ゴルフによく行く方であればゴルフバッグが収納できる大きさである必要があります。それを踏まえた上で、次は選ぶ際に押さえておくポイントを確認していきましょう。
選ぶ時に押さえておく3つのポイント
選ぶときに押さえておくポイントは以下の3つです
・予算
・ボディサイズ
・生活スタイルや用途
予算は、エントリーモデルのAクラスがあるとはいえ、安い買い物ではありません。そこで、中古車も視野に入れれば100万円台から購入することも可能です。半導体不足の今は新車に比べて納車が早いのも魅力の一つといえます。
ボディサイズはかなり重要です。もしあなたが都内の機械式駐車場付きマンションに住んでいるなら、SクラスやGクラスは大きくて入らないことがあるので確認する必要があります。その点でもCクラスは大きすぎず、小さすぎないサイズなのでおすすめと言えます。
生活スタイルに合った車選びで重要なのは、”何に使うことが多いか”ということです。子供の送り迎え用や買い物など、2台目として持つならAクラスが最適と言えるでしょう。逆にゴルフによく行くという社長などはゴルフバッグが入る大きさと、早朝から長く運転しても疲れない快適性と誰が見ても高級車とわかる見た目を持つSクラスがいいでしょう。